参院議員の蓮舫代表は次の総選挙に東京の小選挙区から出馬することになる。後見人の野田佳彦・幹事長は「都議選で安倍政権にノーが示された」とまるで勝ったような言い方をしたが、都議会で共産党の4分の1の泡沫勢力となった自分の党の足元が見えていない。公約破りの増税で民主党政権(当時)に対する国民の期待を裏切ったこの元総理には、次の選挙で去ってもらおう。蓮舫氏とともに落選させれば、民進党は自ずと解体に向かう。
前原誠司氏が次の代表に名乗りをあげても無駄な延命措置でしかない。野田氏も前原氏も「オレたちは間違っていない」と思い込んでいるから、これからの政治を任せるわけにはいかない。
ましてや都民ファーストに勢いがあると見るや泥船の民進党を抜け出した長島昭久氏、みんなの党、維新と党を渡って都民ファースト入りを目指す渡辺喜美氏ら根無し草の政治家たちは、いずれ自民党が弱体したときに補完勢力として取り込まれるのが関の山だ。国民が自分の「1票の力」を信じて効果的に使いさえすれば、必ずこの国の政治を変えることができる。
※週刊ポスト2017年7月21・28日号