森高千里(48)がライブ活動を再開したのはデビュー25周年を迎えた5年前。全国ツアーこそ行なっていないものの、現在はコンスタントにステージに立っている。
変わらないこだわりが感じられる衣装は、Blue NoteやCOTTON CLUBといった名門ジャズクラブのステージで馴染みつつ映えている。ライブハウスやイベントでの衣装も攻め続け、彼女らしさを象徴しているとも言える。
現在、ライブの会場は「音をきちんと届かせたい」との意向もあり、ライブハウスが多い。客席には、30年来のファンと思われる背広姿の男性が満面の笑みで手拍子をする姿もあれば、1990年代以降に生まれた若い世代の姿もあってバラエティ豊か。
森高も「青春を、もう一度楽しんでほしい」と願いながら、自身もそんな光景を楽しんでいる。
その都度、最善のアレンジを模索し、かつて以上に伸びやかな声を響かせる森高。“最新のライブが最進化形”であることに、驚かずにはいられない。
●もりたか・ちさと/歌手。1969年4月11日生まれ、熊本県出身。1987年「NEW SEASON」でデビュー。「17才」「私がオバさんになっても」「渡良瀬橋」ほか代表曲多数。1999年から育児のため活動を制限し、2011年からライブを再開、徐々に活動を広げる。
1991年の未発表ライブ映像を収録した『「ザ・森高ツアー」1991.8.22at渋谷公会堂』は7月26日発売。森高が購入者の名前を書いた直筆サインのプレゼントなど超豪華特典付きの6枚組(ブルーレイ+3UHQCD+2LP)完全初回生産限定BOXは1万9800円。ブルーレイ盤(+2UHQCD)は5940円、DVD盤(+2UHQCD)は4860円。
■撮影/三浦憲治(ライトサム)
※週刊ポスト2017年7月21・28日号