大阪が宮根なら、名古屋には石井がいる――テレビ界でそう言われるのがCBCテレビの石井亮次アナ(40才)である。全国ネットになって3年目となる『ゴゴスマ~GOGO!smile!』(TBS系)の司会として日増しに注目を集める存在に。フリー説までささやかれる実力派地方アナの魅力はどこにあるのか? コラムニストのペリー荻野さんが分析する。
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いつかこんな日がくるような気がしていた。CBCテレビ石井亮次アナの『サンデージャポン』出演(7月9日)である。
石井アナといえば、2013年にスタートした『ゴゴスマ~GOGO!smile!』の司会でおなじみ。2015年に全国ネットになって以降は、日本中で親しまれる存在に。じわじわと人気を集めてきた。その司会の特長は、爽やかさとともに漂う小さな毒っ気。たとえば、最近の話題では、やっぱり松居一代問題。同時間帯のライバル番組『ミヤネ屋』も『直撃!グッデイ』もそろそろこのネタを持て余し始めたかに見えた時期。
『ゴゴスマ』では、松居が“潜伏”しているという「カプセルホテルとはどんなところか」を説明したのだった。さすが『サンジャポ』でも、「昼下がりのマダムに大人気」と紹介されていた石井アナの番組である。マダムはなかなかカプセルホテル、行かないですから。この気配りと、同時に「負け戦はしない」「戦いは今」などと勇ましい松居に対して、「何と戦っているんでしょうか?」と鋭い一言も忘れない石井アナ。
その後、「本当にほじくり返して申し訳ない」と言いつつ、スタジオの山路徹に夫婦間のごたごたとか、ワイドショーに取り上げられることはつらいかとかを聞くって。なかなかの技の持ち主だと感服した。実際、『サンジャポ』が行った街頭インタビューでも多くの女性たちから石井アナについて「見てる見てる」「上司にしたい」、中には「合格」と言うマダムもいるなど、好感度の高さがうかがえた。