J-POPの歴史を変えた孤高の歌姫、森高千里(48)。「雨」「渡良瀬橋」「私がオバさんになっても」「気分爽快」「ララ サンシャイン」……数々の名曲を生み出したのち、森高は1999年に結婚。出産から育児のために仕事を制限する。
以降はCMなどの露出はあったものの、ライブからは遠ざかる日々だった。しかし2011年、デビュー25周年を機に森高はライブを再開する。
「子どもたちが大きくなってきたというのもあって『なにかやらない?』って話があったときに、やっぱりライブかなって。ちょうど今までの歌を200曲、セルフカバーすることになり、声を鍛えるためにもいい練習になりましたね。
セルフカバーではたくさんの発見があったんです。特に初期の大人っぽい詞はよく理解できないまま歌っていましたが、当時は表現しきれなかったことが今になるとわかるし、それは自分の詞でも同じで今ならより表現できるという感覚になりました。
セルフカバーで新しいアレンジにも挑戦しつつ、今度は実際にライブをやってみて音を鳴らしてみる、歌ってみる。新曲こそ出してはいないですけど、今はすごく新鮮な気持ちで音楽に向き合えているし、若かったころよりも楽しめていると思いますね」