7月15日、渡辺謙(57才)が久々に公の場に姿を見せた。妻・南果歩(53才)への裏切りが露見したのは今年3月のこと。渡辺とジェリーデザイナー・A子さん(36才)との3年不倫が『週刊文春』で報じられた。同誌の直撃に「後日、きっちり話をさせてもらいます」と応じたものの、渡辺は沈黙を貫いてきた。それから4か月、ついに会見を開いたのだ。
7月4日、南はドラマ『定年女子』(NHK BSプレミアム)の初回放送に先立って行われた記者会見に出席した。
同ドラマで南が演じるのは、皮肉にも夫の浮気が原因で離婚し、女手ひとつで娘を育てながらバリバリと働いてきた女性という役柄。
「心身ともに疲れて、落ち込んでいた時期にこういう作品に巡り合えたのも、神様が引き合わせてくれた素晴らしいご縁」
渡辺の不倫騒動後はじめて公の場に出るとあって注目が集まる中、南は夫の不倫のショックを堂々とそう明かした。
7月13日に『ごごナマ』(NHK)に出演した際にも、南は「精神的にちょっとダメージがあって、いったんはこのお仕事をお断りしようと思っていたんです」と、胸中を隠すことなく口にし、芸能人妻特有の「気丈な振る舞い」を見せることはなかった。
「自他共に認めるおしどり夫婦だっただけに、果歩さんのショックは相当なものでした。世界の舞台で活躍する謙さんのことを献身的に支えてきましたし、ときには舞台のチケットを知り合いや関係者にさばくこともありました。しっかり者の“仕切り妻”だった果歩さんを尻目に、謙さんの不倫が発覚。それも、一時の火遊びではなく本気不倫でしたからね。果歩さんの心の中には“恥をかかされた”という思いもあったんじゃないでしょうか」(南の知人)
報道以降、南は茫然自失の日々を過ごした。同時に、怒りや悲しみ、この事態を避けられなかった自分への負い目といったさまざまな感情が去来したことだろう。
「会見で謙さんは“宅配便で送ってくれただけ”と話しましたが、潜伏生活を送る謙さんに自宅から荷物が送りつけられたのは事実。生活に必要な日用品で、持ち物全部というわけではないようですが、“しばらくは距離を取りたい”という果歩さんの気持ちもこめられていたんじゃないでしょうか」(前出・南の知人)
その一方で、怒りに任せて夫を非難するような発言は控えている。