女優・草刈民代が、ドキュメンタリー映画『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』の公開記念トークイベントに登場した。ポルーニンは1989年ウクライナ生まれ。19歳で英・ロイヤル・バレエ団の史上最年少プリンシパルになるも、人気のピークで電撃退団。「反逆者」「破壊者」「空を舞う堕天使」などとも評されている。
映画を見た草刈は、「ミハイル・バリシニコフやルドルフ・ヌレエフに次ぐ才能」とその才能を高く評価した。
なお、同作を観た熊川哲也は配給元に対し、こうコメントを寄せた。
「バレエダンサーは、その華やかなイメージに反し孤高の世界だ。この映画では、バレエを使命として生を受けた者は、その人並み外れた才能が、幸福だけでなく、人生の呪縛になりえる事実を見事に描いている。再生の一歩を歩み始めたセルゲイには自らの才能を掌握する術をこれから見つけてほしい。舞踊という崇高な挑戦の少しばかり先を歩む者として、いくばくかのシンパシーと大きな激励をもって彼の今後の活躍を見守りたい」
撮影■高柳茂