農村に関係が深い牛・馬もそれほど多くない。牛は1000位以内には1つもなく、5000位以内だと「牛島」「牛田」「牛山」「牛尾」「牛丸」「牛嶋」「牛込」「牛木」の8つ。
馬の場合は「相馬」「有馬」「対馬」など、「馬」が下についた地名由来のものが多い他、「駒井」「駒田」など「駒」という言葉も使われた。馬を調練する「馬場」や、放牧場を指す「牧」も馬関連の名字だ。
それらを抑えて動物由来名字で最多登場するのが「熊」だ。164位「熊谷」、767位「大熊」、850位「熊沢」、884位「熊田」、956位「熊倉」などがある。
その他の哺乳類では「鹿」「猿」「猪」がよく使われる。鳥では「鷲」「鷹」「鴨」「鷺」が多い。魚は少なく、5000位以内に入るのは「鮫島」と「鯉沼」のみ。
※週刊ポスト2017年8月4日号