セ・パ両リーグで最下位を独走するヤクルトとロッテ。もはや、高校球児たちにも勝てないのではと囁かれるほどで、今春のセンバツ覇者・大阪桐蔭や、惜しくも甲子園出場を逃した清宮幸太郞(3年)率いる早稲田実業といった強豪校との試合を想定して専門家に聞いてみた。
すると、野球評論家の広澤克実氏や江本孟紀氏らは「負けはしないだろうが」と前置きしつつ、練習姿勢や勝負弱さなどプロへの苦言が続出。そうなると大真面目に、「高校生が金属バット使用可、プロが外国人選手を出さないなら、いい勝負になるのでは」(スポーツ紙デスク)といった声さえあがる。元阪神の遠山奬志氏はこんな言い方をした。
「そもそも、ロッテの外国人選手といって、名前が思い浮かぶ人のほうが少ないんじゃないですか。ソフトバンクならサファテ、日本ハムならレアードなど、野球ファンなら各球団の主力外国人選手の名前が浮かびますが、出てこないのは12球団のなかでデスパイネもナバーロもいなくなったロッテくらいではないか」
もはやハンデすら必要ないのかもしれない。その遠山氏は阪神時代、「地獄の15年(1987~2001年)」を経験している。
「阪神ファンのヤジはそりゃあ凄かったですよ。モノは飛んでくるわ、ファンとケンカになるわで大変でした。確かに、“PLと入れ替え戦をやれ!”なんてヤジもありました」