国内

小泉進次郎氏が英語で指摘した「第一次安倍政権の3つの敗因」

大水害の被災地も訪問(茨城県常総市)

 もはや次世代ホープではない。“ポスト安倍”の一人、小泉進次郎氏(36)は、どのような自民党再生案を描くのか。この7年、同氏を追い続けてきたノンフィクションライター・常井健一氏の膨大な取材メモに、その手がかりは残されていた。

 * * *
 自民党から民心が離れ始めている。焦り、威張り、浮かれ、依怙贔屓をし、驕っているというのが、国民の多くが思い浮かべる自民党議員のイメージとなっている。

「自民党に対する今の逆風は否定しようがありません。なんで逆風が吹いているのかと言えば、自民党自身が蒔いた種です。私たちは謙虚になって、いつでも野党になりうるという気持ちを決して忘れてはいけない」

 歴史的惨敗に終わった東京都議選の最中、結果が出る前から安倍政権に公然と警鐘を鳴らしたのは、小泉進次郎衆院議員だ。36歳が東京・銀座の街頭で叫ぶ「正論」に対し、足を止める老若男女たちは頷いていた。

 筆者は、自民党が野党だった2010年の参院選以降、500回近く小泉が登場する街頭演説を全国各地で眺めてきた。彼を目当てに集まる大観衆の反響は、党勢を計るのに絶好のバロメーターだと思っている。7月の都議選では小泉登場前の会場はいまだかつてないほど白けた雰囲気だった。

 自民党は1955年の結党以来、何度目かの危機にある。先人たちは事あるたびに「自民党ではない自民党」を模索し、党勢を回復させてきた。そこで党内で数少ない“無傷”の小泉に党の再建を任せたらどうなるか。膨大な取材メモに書かれた発言録を元に「小泉進次郎の自民党再生計画」を勝手に練ってみた。

関連記事

トピックス

天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン