7月16日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、ダウンタウンの松本人志(53才)が「セックスレスになってからでしょう、本当の夫婦は」と発言。セックスレスに対してネガティブなイメージが蔓延る日本の社会だからこそ、松本の言葉は多くの女性の胸に刺さった。
セックスレス歴10年という48才のメーカー勤務の女性は「うちは“本当の夫婦”だ」と語る。
「出産を機にレスになりましたが、今でも出かける時は手をつなぎますし、毎朝、行ってらっしゃいのキスもします。セックスがなくても愛し合っていることを毎日実感しています。
愛し合っていたらセックスするのが当然っていう風潮はおかしいと思う。愛情のないセックスがあるのだから、愛情があってもセックスしない夫婦がいてもおかしくない。だから松ちゃんの意見はなるほどと思いました」
交際期間から20年以上、1度もセックスに成功したことがない主人公の妻が、“入らない”一方で夫との精神的な結びつきを強くしていくという実話をもとにした13万部のベストセラー『夫のちんぽが入らない』(扶桑社)の著者・こだまさんも松本の意見に賛同する。
「私は“入らない”まま夫婦になったので、最初から“兄妹”みたいな関係です。若い頃は周りと比べて、これでいいのかと不安に思ったこともあったけれど、今は誰に理解されなくても、私たちはこれでバランスが取れているからいいんだ!って思えるんです。
本当の夫婦になるには、性が絡まない状態になっても相手を変わらず大事にできるか、性別を超えた人間同士として老いていけるかが試されていると思います」
夫のガダルカナル・タカ(60才)と23年間セックスレスだというフリーアナウンサーの橋本志穂(49才)も、松本の言葉に安堵した1人だ。
「大勢の女性と浮名を流した松本さんですら“本物の夫婦にはセックスは必要ない”と思っていると知って安心しました。20代の頃、私も子供がどうしても欲しかったので、わが家も月に3回セックスする日を決めた時期がありました。
でも程なくして、夫は義務で妻とセックスし、妻はそれに演技で応えるという内容のドラマ『義務と演技』(TBS系、1996年)を見て、“無理してセックスするもんじゃないな”と思うようになった。