ライフ

「インスタ映え」 おっさんは口にしないほうが安全

インスタ映えするスイーツ(写真:アフロ)

 あなたは「インスタ映え」という言葉をご存じだろうか。写真SNS「インスタグラム」に投稿すると受けそうな被写体を指す。だがおっさんがウカツに使うと危険だ。大人力コラムニストの石原壮一郎氏が指南する。

 * * *
 食べ物も風景も文房具も、世の中のものすべてが、大きくふたつに分けられようとしています。見栄えが良くて「インスタ映え」しそうなものと、どうひっくり返しても「インスタ映え」しそうにないもの。猫も杓子も女子も一部のおっさんも、四六時中「インスタ映え」する被写体を探し求めてスマホを握りしめています。

「インスタ」は、もともとはSNSの「インスタグラム」の略でした。ところが、今や若者のあいだでは、スマホやデジカメで写真を撮ることや撮った写真のことを「インスタ」と呼ぶようになっているとか。私たちおっさん世代が、携帯電話で写真を撮ることや撮った写真を「写メ」と呼んでしまうようなものでしょうか。

 昨今、新聞やネットニュースの見出しでも「インスタ映え」という言葉よく見かけます。どこかのホテルが「インスタ映え」を重視したスイーツを並べているとか、「インスタ映え」するスポットの人気の秘密を探ったりとか。はたまた〈インスタ映えは「インスタ蠅」!ネットでそろそろ「うざい」という風潮に〉という記事もありました。

 多くのおっさんにとってインスタグラムは、ちょっと覗いてみたことがあるぐらいがせいぜいで、いまいちハマれないし何が楽しいのかもわかりません。ただ、これだけインスタやインスタ映えという言葉が広がると、話の中で触れざるを得ない場面が出てきそうです。迂闊なことを言って若者、とくに女性から白い目で見らないように、どんどん勢いを増す「インスタ映え狂想曲」との大人な付き合い方を考えてみましょう。

 まずは、これをやったら絶対に若い女性に嫌われる言動ベスト3。

1.オフィスや外回りの途中で、女性の部下に『ほらほら、あの雲、インスタ映えしそうだよ。撮ったほうがいいんじゃない』と勧める(親切のつもりかもしれないが、かなりうっとうしい。もちろん雲じゃなくても同様)

2.飲食店で女性が食べ物や飲み物にスマホを向けたら、微笑みつつ「インスタ映えしそうだから、撮りたくなるよね」と理解を示す(若者文化についていけているところを見せたいのかもしれないが、かなり気持ち悪い)

3.飲み屋のおねえさんなどに、服やアクセサリーをホメるつもりで「おっ、いいねえそれ。いかにもインスタ映えしそうじゃない」と言う(言われた側にしてみればバカにされたようにしか聞こえず、かなり腹立たしい)

関連記事

トピックス

女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
【薬物検査どころじゃなかった】広末涼子容疑者「体を丸めて会話拒む」「指示に従わず暴れ…」取り調べ室の中の異様な光景 現在は落ち着き、いよいよ検査可能な状態に
NEWSポストセブン
運転中の広末涼子容疑者(2023年12月撮影)
《広末涼子の男性同乗者》事故を起こしたジープは“自称マネージャー”のクルマだった「独立直後から彼女を支える関係」
NEWSポストセブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
《病院の中をウロウロ…挙動不審》広末涼子容疑者、逮捕前に「薬コンプリート!」「あーー逃げたい」など体調不良を吐露していた苦悩…看護師の左足を蹴る
NEWSポストセブン
北極域研究船の命名・進水式に出席した愛子さま(時事通信フォト)
「本番前のリハーサルで斧を手にして“重いですね”」愛子さまご公務の入念な下準備と器用な手さばき
NEWSポストセブン
広末涼子容疑者(写真は2023年12月)と事故現場
《広末涼子が逮捕》「グシャグシャの黒いジープが…」トラック追突事故の目撃者が証言した「緊迫の事故現場」、事故直後の不審な動き“立ったり座ったりはみ出しそうになったり”
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者(2023年12月撮影)
【広末涼子容疑者が追突事故】「フワーッと交差点に入る」関係者が語った“危なっかしい運転”《15年前にも「追突」の事故歴》
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《中山美穂さん死後4カ月》辻仁成が元妻の誕生日に投稿していた「38文字」の想い…最後の“ワイルド恋人”が今も背負う「彼女の名前」
NEWSポストセブン
山口組分裂抗争が終結に向けて大きく動いた。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
「うっすら笑みを浮かべる司忍組長」山口組分裂抗争“終結宣言”の前に…六代目山口組が機関紙「創立110周年」をお祝いで大幅リニューアル「歴代組長をカラー写真に」「金ピカ装丁」の“狙い”
NEWSポストセブン
中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
Tarou「中学校行かない宣言」に関する親の思いとは(本人Xより)
《小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」》両親が明かす“子育ての方針”「配信やゲームで得られる失敗経験が重要」稼いだお金は「個人会社で運営」
NEWSポストセブン
約6年ぶりに開催された宮中晩餐会に参加された愛子さま(時事通信)
《ティアラ着用せず》愛子さま、初めての宮中晩餐会を海外一部メディアが「物足りない初舞台」と指摘した理由
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン