起床は午前1時。キッズ用パンツを身につけたほぼ全裸姿で、ヨガマットの上に腰を下ろし、お腹をさする。癒着した臓器を離すため強く指を押しこむと、内臓がぺちょぺちょと不思議な音をたてる。次は呼吸法。肋骨が浮き出るほど腹をへこませ腹筋を動かし、発声練習のため「ワー!!」と家中に響くほど叫ぶ。その後、体操と瞑想。計4時間のヨガが終わると、2時間の朝食が始まる。
夫が毎日毎日、奇妙な生活を続けている。それを妻はどんな思いで見つめていたのだろうか──。8月18日放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)で、片岡鶴太郎(62才)が38年間連れ添った糟糠の妻との離婚を公表した。
鶴太郎は芸人として鳴かず飛ばずの24才の時に結婚。下積み時代から、『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)でブレーク後も、妻は3人の子を育てながら彼を支えた。
しかし、結婚わずか5年で鶴太郎が別居を提案。「家に仕事を持ち込むのは嫌だし、仲間と会う時間も欲しい」と言い、その後離婚まで30年以上別居状態を続けたという。
月に2、3度会う生活の中で、鶴太郎は「やりたいことをやる」と宣言し、その通り趣味や仕事に没頭するようになる。
「鶴太郎さんは一度思い立ったら突き詰めないと気が済まない性格なんです。人気絶頂の32才の時、突然ボクシングを始め、俳優業の傍らプロライセンスを取得。次は40才手前で“絵を描きたい”と言い始め、水墨画や書道、陶芸など芸術方面に傾倒し始めました。今では美術館や工芸館でたくさんの作品を展示し、数々の賞を受賞しています」(鶴太郎の知人)
思うまま生きてきた鶴太郎が、還暦近くで出合ったのがヨガだった。