プロゴルファーの松山英樹(25才)が、東北福祉大学ゴルフ部時代の後輩である一般女性と今年の1月に入籍していたことを発表。更に7月には第一子も誕生した。
プロアスリートの妻は大変な責務があると言われるが、アメリカツアーを回る松山の妻ともなればなおのこと。そして、ゴルファーは体が資本のため「体調管理」も妻の大切な役割となってくる。家を離れている時は食事を管理できず、日頃からの意識づけが必要となる。2000年に横田真一プロと結婚したタレントの穴井夕子(43才)が言う。
「夫は体調維持のために腸内環境をよくする食事を大切にしているので、調味料などは無添加で揃えて、最近では低温調理などで工夫しています。また大豆から自家製のみそを作ったり、ジャムを手作りしています」
厳しい勝負の世界だけに、妻のメンタルサポートも重要だと語るのは、ある人気プロゴルファーの妻・A子さんだ。
「ウチの夫は成績がよくても悪くても態度が変わらないので助かっていますが、その代わり私も常に態度を変えないよう心がけています。『どうしてあんなプレーをしたのか』と私がイライラすることもあるけど、その愚痴は友達にぶつけて主人の前では笑顔でいます(笑い)」(A子さん)
結婚後、穴井夫婦が最もつらかったことは、2006年に横田が手首の不調などからシード権を失ったことだろう。シード権とは、翌シーズンのツアー出場権のことで、これを失うと予選から試合に出場しなければならず、苦しい戦いが続く。プロゴルファーにとってシード権のあるなしは、天国と地獄といっても過言ではない。
「一度シード権を失うとなかなか主戦場に戻るのは難しい。主人は『終わってしまった。無職になった』と大きなショックを受けていました。食べることが大好きな人なのに『スーパーのランクを落としていいよ』と言ってきたのは驚きました」(穴井)
収入減に備えて、夫の唯一の趣味だった車を数台売却。穴井は落ち込む夫を叱咤激励し二人三脚で復活を目指した。
「夫が石川遼くんのサイン入り帽子を嬉しそうに飾っていたので、『パパ、一応先輩だよね』と発破をかけたこともありました。お陰様で翌年にシード権を再取得し、2010年のキヤノンオープンで復活優勝を遂げた時は夢のようでした」(穴井)