暴言議員として世間を騒がせている豊田真由子代議士(42)が、姿を消して2か月が過ぎた今、代わって注目を集めているのが政策秘書の松森俊逸氏(61)だ。青森県板柳町の町議との兼任や、金銭トラブル、カツラ疑惑など、様々な報道が飛び交っている。
松森氏は豊田議員の公設第一秘書を務める妻から「大変だからパパ助けてよ」と言われて6月30日付で政策秘書に就任。すぐに町議との兼任が問題視され、町議会からは辞職勧告に向けた動きまで出ていた。
結局、様々な疑惑が浮上したことにより松森氏は地元青森でマスコミ対応に追われ、豊田議員の秘書業務をしている様子は見られなかった。
そんな中、本誌は松森氏の秘書としての“仕事ぶり”を撮影することに成功した。8月20日の日曜の昼下がり、埼玉県新座市のメインストリートを特徴的なヘアスタイルをした松森氏が颯爽と歩いていた。ワイドショーなどで取り上げられているため知名度も上がったのだろう。すれ違う人たちからは「やっぱりヅラだよ」、「いや地毛じゃないの?」といった声も聞こえる。しかし、本人は意に介さない。
豊田議員の地元事務所の近くに着くと、急に辺りをキョロキョロし始めた。周囲を警戒しながら事務所が入る雑居ビルの1階へ。集合ポストで溜まった郵便物を抱えると、鋭い目つきで周囲に目を配り、事務所の中に入っていった。
松森氏が出てきたのは約40分後。電車で大宮駅まで行き、新幹線乗り場へと消えていった。東北新幹線で青森県まで帰っていったのだろうか。
政策秘書としての仕事は、約40分間の事務所滞在で終えられたのだろうか。そもそも現在は秘書業務をやっているのだろうか。
豊田事務所に質問書を送ったが、期日までに回答は得られなかった。松森氏はカツラ疑惑については否定しているが、答えるべきことは山積みだ。
撮影■渡辺利博