相撲ブームが沸騰している。「謎のスー女」こと尾崎しのぶ氏が、現在相撲コラムを週刊ポストで執筆中。今回は元関脇・琴錦の朝日山親方について尾崎氏が綴る。
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去る七月場所初土俵を踏んだ高木城治、二十一歳。山梨の高校を卒業後、テレビ制作会社・フィルムデザインワークスに入社。検索したところ、スポーツ関連やバラエティ番組、とりわけ「ももいろクローバーZ」がメインのコンテンツを多く手がけている会社のようだ。高木の好きな有名人は「ももいろクローバーZ」と新弟子名鑑に載っている。
フィルムデザインワークスではたらくうちに「ももいろクローバーZ」の魅力に気付いたのか、それとも以前から「ももいろクローバーZ」のファンであったから、彼女たちの番組・DVDを制作している会社に入ったのか。
間違いかもしれないが、もし二つ目が入社の理由ならば、一般のファンよりずっと近いところで「ももいろクローバーZ」の姿を見て、ある意味の達成をしてその業界から旅立ったのではないかとも考えられる。
高木は大相撲関連の番組に関わる中で興味を持ち、この度入門。百八十三センチ、八十八キロと大柄ではあるが、相撲経験はない。前相撲は〇勝三敗。ウムムこれはいかなるものか、と私はうなってしまったが、朝日山部屋の力士であると知れば、とりあえず大歓迎されての入門であったことだけはわかる。