ライフ

市販薬の罠 点鼻薬で鼻づまり、目薬で結膜炎悪化など

使い方を間違えるとかえって症状を悪化させることも

 少し具合が悪いけれど、病院に行くほど時間に余裕がない。そんなとき、薬局で買える「市販薬」は便利な存在だ。お世話になっている人も多いだろう。だが、使い方を間違えるとかえって症状を悪化させる結果を招くことがある。そもそも処方薬が“病気を治療する目的”であるのに対し、市販薬は“症状を一時的に緩和させる”ものという違いがある。

 風邪やアレルギーなどで鼻がつまり息苦しくなったとき、助けになる点鼻薬にも落とし穴がある。

「『血管収縮薬』というタイプの点鼻薬は鼻の粘膜の腫れを抑えることで鼻づまりを解消しますが、使用を重ねると、今度は鼻の粘膜が肥厚して鼻づまりがひどくなる『点鼻薬鼻炎』を引き起こすことがあります」(薬剤師の堀美智子氏)

 これらのタイプの点鼻薬の添付文書には「長期連用しないでください」などの記述がされている。

 筋肉痛を和らげる目的で湿布を使っても、用量を守らないとかえって筋肉の調子が悪くなる。『その「1錠」が脳をダメにする』の著者で薬剤師の宇多川久美子氏がこう説明する。

「インドメタシンなど『非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)』が含まれている湿布は、筋肉の“痛み”だけを取り除く薬で、疲労までは取り除けない。この状態で激しい運動をすると、筋肉が傷んでしまいます。

 はがき大の湿布を1日10枚以上貼ると痛みが“取れすぎて”しまい、筋肉が傷みやすいといわれています。また、湿布にも、飲み薬と同様に『1日2回を限度に使用してください』など用法・用量が明記されているので、それ以上張り替えるのは控えたほうがいい」(宇多川氏)

関連キーワード

関連記事

トピックス

約6年ぶりに開催された宮中晩餐会に参加された愛子さま(時事通信)
《ティアラ着用せず》愛子さま、初めての宮中晩餐会を海外一部メディアが「物足りない初舞台」と指摘した理由
NEWSポストセブン
「フォートナイト」世界大会出場を目指すYouTuber・Tarou(本人Xより)
小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」に批判の声も…筑駒→東大出身の父親が考える「息子の将来設計」
NEWSポストセブン
チェーン店ではない昔ながらのレトロな喫茶店は日本の若者だけでなくインバウンド客からも人気を集めている(写真提供/イメージマート)
インバウンド客が行列をつくる「レトロな喫茶店」 マスターが悩まされる支払いトラブル「ドルしかない」客に「コンビニでおろしてきて」と伝えても「十中八九、戻ってこない」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン
事件は、琵琶湖からほど近い滋賀県長浜市の閑静な住宅街で起きた(時事通信フォト)
「死んじゃうんじゃないの、なんて冗談を…」裁判所事務官の“黄色い家”の冷凍庫から女性遺体 証言で浮かび上がった“奇妙な家族関係”《事件の端緒はある夫婦の遺書》
NEWSポストセブン
米国からエルサルバドルに送還されたベネズエラのギャング組織のメンバーら(AFP PHOTO / EL SALVADOR'S PRESIDENCY PRESS OFFICE)
“世界最恐の刑務所”に移送された“後ろ手拘束・丸刈り”の凶悪ギャング「刑務所を制圧しプールやナイトクラブを設営」した荒くれ者たち《エルサルバドル大統領の強権的な治安対策》
NEWSポストセブン
沖縄・旭琉會の挨拶を受けた司忍組長
《雨に濡れた司忍組長》極秘外交に臨む六代目山口組 沖縄・旭琉會との会談で見せていた笑顔 分裂抗争は“風雲急を告げる”事態に
NEWSポストセブン
会見中、涙を拭う尼僧の叡敦(えいちょう)氏
【天台宗僧侶の性加害告発】フジテレビと同じ構造の問題ながら解決へ前進しない理由とは 被害女性への聞き取りも第三者の検証もなく、加害住職の「僧籍剥奪せず」を判断
NEWSポストセブン
中居正広氏とフジテレビ社屋(時事通信フォト)
【被害女性Aさん フジ問題で独占告白】「理不尽な思いをしている方がたくさん…」彼女はいま何を思い、何を求めるのか
週刊ポスト
食道がんであることを公表した石橋貴明、元妻の鈴木保奈美は沈黙を貫いている(左/Instagramより)
《食道がん公表のとんねるず・石橋貴明(63)》社長と所属女優として沈黙貫く元妻の鈴木保奈美との距離感、長女との確執乗り越え…「初孫抱いて見せていた笑顔」
NEWSポストセブン
生活を“ふつう”に送りたいだけなのに(写真/イメージマート)
【パニックで頬を何度も殴り…】発達障害の女子高生に「生徒や教員の安心が確保できない」と自主退学を勧告、《合理的配慮》の限界とは
NEWSポストセブン
5人での再始動にファンからは歓喜の声が上がった
《RIP SLYMEが5人で再始動》“雪解け”匂わすツーショット写真と、ファンを熱狂させた“フライング投稿”「ボタンのかけ違いがあった事に気付かされました」
NEWSポストセブン