「水爆は米国崩壊の祝砲だ」
「ミサイルは日本に大きな恐怖を与えた」
最近、北メディアのボルテージが上がりっぱなしだ。北朝鮮は8月29日早朝、北海道上空を通過するミサイルを発射すると、9月3日には過去最大規模の核実験を強行。「アメリカ本土に届く大陸間弾道ミサイルに水爆を搭載することが可能になった」という発表が本当かどうかは微妙だが、相当なスピードで核ミサイルの開発が進んでいるようだ。
そんな危なっかしい隣国の“独裁者”といえば、金正恩(33才)だ。しかし、最近、彼も頭が上がらないという影の“女帝”がいるといわれている。
「彼女の名は金雪松。170cmの長身でスラリとした体形、目鼻立ちのスッキリした美人だといわれていますが、ほとんど表舞台に姿を見せないことでも知られています。年齢は42才。実は、金正恩の姉にあたる女性なんです」(朝鮮半島情勢に詳しいジャーナリスト)
あの正恩の姉で“スラリとした美女”とは意外(?)だが、正恩とは母親が違う異母姉にあたる。
「正恩は父・金正日の4番目の妻で側室だった高英姫の次男ですが、雪松は3番目の妻で唯一の“正妻”である金英淑の長女です。つまり正恩よりも雪松の方が“正統な血筋”。もし雪松が男性だったら、間違いなく指導者の地位を継いでいたと幹部たちは思っているはずです」(前出・ジャーナリスト)
女性であっても、その影響力は絶大だという。
「正妻の長女であることに加えて、雪松は中国語、ロシア語、フランス語など5か国語を操るという才女で、父・正日からの信頼が非常に厚かった。長年にわたって、雪松が正日の秘書として政府や軍の実務をすべて担ってきたので、正恩体制になってからも、彼女なしでは、実務が回らないのが実情なんです。正恩はスイス留学など海外生活が長かったため国内事情に精通しておらず、幹部の顔と名前が一致しないところもある。