秘書への暴言・暴行問題で自民党を離党した豊田真由子議員(42)の謝罪会見。3か月ぶりに現われた彼女の言い訳に耳を傾けるべき内容は特になかったが、「眉毛の殊勝な変化」は目を引いた。かつて「これでもか」とばかりにつり上がっていた太眉は、いつしか眉尻が下がり、細く変わっていた。メークアップアーティストのミシェル福島氏がいう。
「以前の豊田さんの眉は国内外の著名人を見渡しても似たタイプがいないほど特徴的でした。あえてたとえるなら、映画『マレフィセント』で魔女を演じたアンジェリーナ・ジョリー。強さを誇示するための眉です。それが今回は藤原紀香さんを思わせる細眉にしていた。“女性的な穏やかさ”を演出する狙いが窺えます」
豊田氏ほどの“豹変”は珍しいにせよ、女性は「眉」を戦略的に調整しているのだという。
「たとえば女優の石原さとみさん。10年ほど前はナチュラルな太眉でしたが、最近は細く変わってきている。“爽やかさ”“清純さ”よりも“女性らしさ”“色気”をアピールしたい意識が見えます。一般女性も就職活動では直線的な眉を作って知性とやる気を演出したり、婚活や合コンでは茶系のアイブロウで曲線的に仕上げて家庭的な優しさを表現しています」(福島氏)
バブル全盛期には太く濃い眉が流行し、1990年代から2000年代は安室奈美恵に代表される細眉が席巻した。2010年代に入り太眉勢が一時的に勢力を取り戻したものの、現在は少し細めの眉が再び主流となっている。「女性の眉の太さは景気と連動している」という説も唱えられる。では、豊田氏はこれから眉をどう変えていくべきか。
“ものまねメイクファンタジスタ”として知られるざわちんがアドバイスする。