「取りに行こうよ」という草なぎ君に、「行かねえよ」とあごを上げてのけぞった。控えめながらも強い抵抗が感じられる。それでも引き下がらず「慎吾の家に行こう」という草なぎ君に、「家にはない」と横を向く。わかりやすい彼の仕草に、草なぎ君が気がつかないわけがない。「あ~あそこか」いう意味深な発言に、「余計なことを言うな」と語気を強めたものの、結局、押し切られて自宅に行く羽目になったのだ。
見せたくないのはわかるけど、知りたくなるのが人間の心理だ。おしゃれなインテリアや彼の絵が映し出されたが、自宅映像はモザイクだらけ。ガードは堅く、ザキDは着くまで頭に袋を被らされたという裏話をしていたほどだ。プライベートが出てしまえば少なからず影響はある。香取君が感じていた戸惑いの正体はこれだったのかもしれない。
さて、BBQに満足した2人にザキDが恋愛トークを振った。香取君は「アイドルだからNG」と返事。そういう話はしないと言いながらも、草なぎ君が彼の好みのタイプを「おしゃれな子」と発言した途端、香取君はジャケットの前をしっかり重ね、両腕を組んでがっちりガード。腕を組むだけでなく、上着の前も重ねたことから、プライベートについて話す気は一切ない、話したくないということだ。
ところが香取君、「後から抱きついた瞬間に違うと思ったことがある」と草なぎ君の恋愛秘話を暴露。「なんで言うんだよ~」と、照れたような苦笑いを浮かべると、おでこをこすった草なぎ君。困惑しただけでなく、高まる焦りと動揺を無意識のうちに鎮めようとしたのだろう。
10代の頃のように2人で雨の中、新百合ケ丘駅で披露したストリートダンスを終えると、「いい始まりだね」と右手を握りしめ親指を上げて満足感を示した草なぎ君。次の会場では2人のために作ったという『シンツヨBe on right!』を歌い、「いい歌じゃん」という香取君の言葉に、「心をこめて作ったし、歌ったし」と胸に手を当てた。
「今日からぼくたちの新しい人生が始まります」と最後に語った2人。いずれにせよ、今までのSMAPならば考えられない内容盛りだくさんであったのは確かだ。