国内

朝日vsNHK、そして政治部vs社会部 新元号スクープの戦い

「平成」の次は果たして(写真:AFP/AFLO)

「栄誉の第一報」を巡る、報道各社の熱い争奪戦が始まった。10月20日、朝日新聞は1面トップで「天皇陛下退位 2019年3月末」と報じ、それまで2018年末ともいわれていた「平成最後の日」をスクープした。

「政治部の現場記者が抜いたという話だが、記事は無署名。“今後の取材”がやりにくくならないように、署名を外したらしい」(大手紙政治部デスク)

 次なる“取材対象”はいよいよ「新元号」に移った。

「新元号は宮内庁ではなく内閣が決めています。そのため第一報は政治部に入りやすい」(皇室ジャーナリストの神田秀一氏)

 実際、「大正」をスクープしたのは朝日新聞政治部の緒方竹虎(後の同社主筆)だった。ただし、天皇崩御後の改元だった前回までとは違い、退位の日程が定まる今回は、前もって新元号の選定作業が進められる。

「候補が定まった時点で当然、皇族の方々にも知らせることになる。宮内庁を担当する社会部記者が皇室関係者や同庁幹部筋から情報を取れる可能性もある」(皇室ジャーナリスト)

 それゆえ、各社の動きも活発だ。

「新元号選定を担当する内閣内政審議室の幹部への夜討ち、過去に元号選定に携わった学者への取材もすでに進めている」(宮内庁担当記者)

関連記事

トピックス

モテ男だった火野正平さん(時事通信フォト)
【火野正平さん逝去】4年前「不倫の作法」を尋ねた記者に「それ俺に聞くの!?」 その場にいた娘たちは爆笑した
週刊ポスト
「●」について語った渡邊渚アナ
【大好評エッセイ連載第2回】元フジテレビ渡邊渚アナが明かす「恋も宇宙も一緒だな~と思ったりした出来事」
NEWSポストセブン
三笠宮妃百合子さま(時事通信フォト)
百合子さま逝去で“三笠宮家当主”をめぐる議論再燃か 喪主を務める彬子さまと母・信子さまと間には深い溝
女性セブン
氷川きよしが紅白に出場するのは24回目(産経新聞社)
「胸中の先生と常に一緒なのです」氷川きよしが初めて告白した“幼少期のいじめ体験”と“池田大作氏一周忌への思い”
女性セブン
多くのドラマや映画で活躍する俳優の菅田将暉
菅田将暉の七光りやコネではない!「けんと」「新樹」弟2人が快進撃を見せる必然
NEWSポストセブン
阪神西宮駅前の演説もすさまじい人だかりだった(11月4日)
「立花さんのYouTubeでテレビのウソがわかった」「メディアは一切信用しない」兵庫県知事選、斎藤元彦氏の応援団に“1か月密着取材” 見えてきた勝利の背景
週刊ポスト
田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
「SUNTORYドリンクスマイルBAR」
《忘年会シーズンにこそ適正飲酒を》サントリーの新たな取り組み 自分に合った “飲み“の楽しさの発見につながる「ドリンク スマイル」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
NEWSポストセブン