女優、アナウンサー、アスリート、芸人と、どれもボディラインよりも別の技術を売りにしている職業だ。そうした分野で活躍する女性たちの中では、胸の大きさやサイズを公言していないが、豊かなバストを誇る女性は多い。
TV美女評論家の八木晶王氏は、そうした「隠れ巨乳」の定義を「肌や胸を売りにしていない女性が実は巨乳の持ち主だったとわかったとき/予測されるときに用いられる言葉です」と語り、「清楚なイメージとのギャップに衝撃があればあるほど『隠れ』の感動は大きくなるのです」という。
ちなみに綾瀬はるかはキャリアの初期はグラドルだったが、その倍以上の期間を女優として活動しており身体の秘匿性を回復したので「隠れ」として認められる、というのが八木氏の見解だ。そんな中で最も衝撃を受けた「隠れ」は土屋太鳳だという。
「圧倒的ですね。本人のキャラクターなどを含めたら、これまで“現代最強の隠れ巨乳”と評価されてきた石原さとみを凌駕します。調べようがありませんが、殿堂入りさせていいくらいのはずです」(八木氏)
もちろん「隠れ」の存在はテレビの中だけではない。学校の同級生、会社の同僚などがふとしたときに見せた胸の膨らみに驚いた瞬間、その女性は「隠れ」となる。男が考える「隠れ」とは想像の産物なのかもしれない。
「女性が胸を『見せない』ことによって、見ている側は妄想する。そのプロセスこそが大事なんです。絶対的な正解はどうでもいい。『アイツは巨乳に違いない』と驚きを求めて楽しめればいいのです」(八木氏)
女性の前では決して口に出さず、あくまで心の中で推測を楽しむ──それが鉄則だ。
◆写真/ロケットパンチ
※週刊ポスト2017年11月10日号