第30回東京国際映画祭にて、映画『0.5ミリ』が上映され、安藤桃子監督と主演の安藤サクラがQ&Aセッションに登場した。同作は桃子監督が2011年に執筆した同題の小説が原作。2014年に妹のサクラを主役として起用し映画化された。
「おしかけヘルパー」のサワを演じるサクラが様々な現場の介護を体験するという物語は、桃子監督が8年間祖母を介護した経験がベースとなっている。長年身近にいた妹なだけに桃子監督は「他の作品ではないサクラの顔が撮れている気がします」と語った。同作は第18回上海国際映画祭アジアン・ニュータレントアワード部門の最優秀監督賞と優秀脚本賞を受賞している。
■撮影/小彼英一