3日間生放送のフィナーレ。東京・神宮前のスタジオに3人はいた。ユーミン(63才)、安室奈美恵(40才)、AKB48、B’z、坂本九(享年43)…音程は外れ、声がかすれる中、香取慎吾(40才)、稲垣吾郎(43才)、草なぎ剛(43才)はなんとか名曲72曲を歌い切り、涙をこらえながら番組を終えた。
11月2日からのインターネットの生放送番組『72時間ホンネテレビ』(AbemaTV)に挑んだ3人。プロレスあり、仮装あり、料理対決あり、お散歩ありで豪華ゲストは132組出演し、3日間の視聴者数はAbemaTV史上最高の7400万を記録した。圧倒的な注目を集めたこの成功の意味は大きい。ただ──。
「『ホンネテレビ』といいながら、72時間の間に中居くんと木村くんの名前が出てきたのはたった2回。それもゲストからで、3人はその名前を口にしませんでした。それどころか『SMAP』というグループ名すら封印されていました。逆に“ホンネ”が語られなかったという印象が強く残りました」(芸能関係者)
番組開始直後の2日夜10時頃。サイバーエージェントの藤田晋社長(44才)が軽井沢の別荘にある麻雀ルームを前に「中居くんがよくやるらしいですね」と話を振ると、香取は名前を口にせずに「聞いたことがあります」と返す一幕があった。
それから1時間ほど後、場所は同じく軽井沢。今度は爆笑問題の太田光(52才)が番組に乱入。カメラマンに飛びかからんばかりに近づくと「木村、見てるか!」と叫び、3人は笑顔を見せていたが、その話題に触れることはなかった。
中居正広(45才)と木村拓哉(44才)の名前が再び登場したのは翌3日の夜9時過ぎ。場所は昨年大晦日のSMAP解散日に木村以外の4人のメンバーと森且行(43才)が集まった六本木の『炭火焼肉 An』だった。堺正章(71才)とホンネトークを展開する企画で、堺は「SMAPは大人になってもアイドルというイメージ」など3人に切り込む。そして芸能界で生きていく難しさに話題が及ぶと「中居くん、木村くんもしっかりやってほしいと思った。話せるチャンスがあったら、話したいと思った」と胸中を吐露した。