もはや秋の風物詩といえるのかもしれない。「わ・る・な・ら、ハイサワー~」でおなじみの博水社が販促用に売り出す「美尻カレンダー」の2018年度版がお目見えした。
「終業後などに集まって倉庫で一杯やる恒例の『倉庫飲み』を、2009年に『タモリ倶楽部』が取材にきてくださって、番組でいろいろなハイサワーの飲み方を紹介してもらいました。撮影は朝10時から始まって、夕方4時くらいまで。皆さんベロベロになって帰っていかれました(笑い)」
こう語るのは3代目社長の田中秀子氏。番組のおかげで、それまで営業に行くことのできなかった沖縄県にまでハイサワーが知れ渡ったことから、感謝の気持ちを込めて同番組冒頭に登場するおなじみの“お尻”にちなんで作ったのが美尻ポスターだった。
「タモリさんお気に入りの『ウイスキーのハイサワーうめ割り』のレシピを載せて取引先の居酒屋やスナックなどにお配りしました」(田中社長)
すると、貼った先からポスターが盗まれ、ならばと作った「美尻カレンダー」も問い合わせが殺到、2011年から一般販売に乗り出した。毎年約20万カットのお尻を集め、セレクトするのは同社「美尻グッズ部」に在籍する6名の女性社員たち。毎年1月から10月までの9か月間、ひたすらお尻を見続け、形や水着、指先、くびれ、背景に至るまで徹底的にチェックして選び出す。
「強炭酸のハイサワーのように『ピチピチと弾けるようなお尻』という基本コンセプトをベースに、毎年テーマを決めて、こだわりの美尻を厳選します」(田中社長)
創業90周年を迎える2018年度版のテーマは「キュッ(9)と締まった丸(0)い美尻たち」。25万1950人のお尻から約4万2000倍の難関を突破した究極の美尻を眺めれば、2018年は尻上がりに良い年になる!?
※週刊ポスト2017年11月17日号