埼玉県北部にある“和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち”が熱気を帯びている。ドラマ『陸王』(TBS系)の舞台であり、ロケ地の行田市。役所広司(61才)演じる主人公・宮沢紘一が営む老舗足袋業者『こはぜ屋』の工場も、ドラマ中で行われた『ニューイヤー駅伝』のシーンも同市が撮影現場。地元の銘菓『十万石まんじゅう』にも陸王コラボモデルが登場し、ドラマの雰囲気を味わおうと“聖地”を訪れるファンは日に日に増えているという。
「『こはぜ屋』の跡取り息子役の山崎賢人くん(23才)と再起を図るランナー・竹内涼真くん(24才)の共演シーンが見たいから、と連日足を運んでいるファンのかたもいらっしゃるようですよ」(地元の住民)
地元の熱気に負けず、視聴率もうなぎのぼり。16%を2週連続で超え、ますます目が離せない展開が待ち受ける。収録現場もアツい。その中心にいるのは、連ドラ初レギュラー出演の阿川佐和子(64才)だ。
「『こはぜ屋』のムードメーカー役を演じる阿川さんですが、撮影現場ではヒロインです(笑い)。物怖じせず誰にでも話しかけて、“聞く力”より“話す力”を発揮しています。役所さん、親友の檀ふみさん(63才)と3人でよく話していますよ。役所さんも阿川さんの演技に“いい感じですよ!”と声をかけたりして、いい雰囲気です」(ドラマ関係者)
その役所・阿川コンビに勝るとも劣らない注目を集めているのが、山崎と竹内のイケメンコンビ。
「20代イケメンの3本の指に入る人気者2人の初共演ですから、どんな雰囲気で話すのかな、どんな仲なのかとつい気になって見てしまいます」(芸能関係者)
2人はNHKの朝ドラに出演したり、東京出身の同世代という共通点も多く、あっという間に意気投合した。
「200人が参加したオーディションでこの役を勝ち取った竹内くんは、クランクイン後、気負いすぎてかなり緊張した様子でした。それを解きほぐしたのが山崎くん。今は休憩中に、2人で話し込んだり、じゃれあっています。特によく話しているのは肉体改造についてです。若いだけあって肉体美には貪欲なようで、どの筋トレがいいとか、かなり綿密に情報交換をしています」(前出・ドラマ関係者)
まるで男子高校生の休み時間のような会話に、阿川も目尻を下げて見ているとか。ドラマも気になるけどやっぱり収録現場も気になる。行田市の観光客が増えるはずだ。
※女性セブン2017年12月14日号