異例の早さで“朝の顔”が決まった。2019年で100シリーズ目の節目を迎えるNHK朝の連続テレビ小説『夏空』(前期放送予定)のヒロインを広瀬すず(19)が務めることが発表された。人気若手女優の起用は大きな話題を呼んだが、それ以上に驚いたのが発表のタイミングだ。
その1つ前となる18年度後期に放送予定の朝ドラ『まんぷく』のヒロインがまだ決まっていないのだ。芸能リポーターの城下尊之氏はこう言う。
「これまでは制作の順番どおりにヒロインが発表されてきたので、今回の広瀬さん起用の早期発表は異例。朝ドラは東京放送局が前期、大阪放送局が後期と交互に制作を担当しています。同じ題材にならないようお互いに情報交換をしながら、水面下では激しい視聴率争いが繰り広げられている」
早期発表の背景は「局内では働き方改革が求められており、スタッフの業務が過重にならないようにクランクインを早めた結果」(NHK関係者)と見られている。ただ“ライバル”の大阪サイドは東京の“大物女優投入”に焦りを募らせているようだ。
「昨年の大阪制作『べっぴんさん』(芳根京子主演)は平均視聴率こそ20%を超えたものの、『あまり記憶に残らなかった』と言われ、現在放送中の葵わかな主演『わろてんか』も、『地味だ』という声がある。昨年、今年と2年連続で紅白の司会を務める有村架純が主演した東京制作の『ひよっこ』(2017年前期放送)と比べると、華やかさに欠けてしまう」(スポーツ紙芸能担当記者)
そんな大阪放送局が、広瀬に負けない大物の“登板”を考えているという情報も飛び交っている。