「いきなりの“大躍進”に局内はびっくりしてますよ」──そう話すのはテレビ朝日社員。12月1日に発表されたオリコンの「好きな女性アナウンサーランキング」に“異変”が起きたのだ。
5連覇を果たした日本テレビの水卜麻美アナ(30)、2位のNHKの有働由美子アナ(48)に続いて3位に急浮上したのは、テレ朝の47歳、大下容子アナだった。
1993年に入社した大下アナは主にスポーツ番組を担当し、1998年から現在まで朝の情報番組『ワイド!スクランブル』(月~金)を19年担当している。今年9月に最終回を迎えた『SmaSTATION!!』も16年担当したが、人気に関しては“遅咲き”だ。
昨年、初めて「好きな女性アナウンサー」の9位にランクイン。今回はカトパン(加藤綾子、4位)も、テレビ東京の大江麻理子アナ(5位)も、田中みな実アナ(6位)も飛び越えてのジャンプアップだった。この結果に「納得です」とコメントするのは女子アナウォッチャーの丸山大次郎氏だ。
「SMAP解散騒動のなかで中立姿勢を貫き好感度を上げ、9月の『SmaSTATION!!』最終回での香取慎吾とのハグもさらに感動を呼んだ。それが一番大きかったと思います。一歩下がった、“優しいお姉さん”の振る舞いが、今の視聴者が求めるアナウンサーの理想像にはまったのでしょう。最近は美人なだけの“アナドル”に視聴者も飽きていて、派手すぎず、癒し系で、包容力があって、誰からも嫌われない──そのバランスを持った古風な大下アナタイプが人気です。これは若手アナには出せない魅力でしょう」