愛称の「ひふみん」が今年の流行語大賞トップテンにランクインするほど、人気が沸騰している将棋の加藤一二三九段(77)。2017年6月にプロ棋士を引退してからは、テレビでその姿を観ない日がないほどだ。
「仕事のオファーが殺到しすぎてパンク状態です。テレビだけでなく、20冊以上の書籍の出版予定もあり、空き時間がまったくありません」(芸能関係者)
そのうちの1冊がテニスの松岡修造に対抗したかのような『まいにちひふみん』(PARCO出版)と題した日めくりカレンダーだ。〈私の日頃からの考えや信念を、みなさんに親しんでもらえるように〉と、日替わりの格言が掲載されているが、目を奪われるのはひふみんの姿。
和装に始まり、スーツ、タキシード、はてにはラッパーのような若者ファッションに身を包んだサマは写真集と見間違う出来で驚くばかり。だが、カレンダーを見た芸能記者は驚きを隠せない。
「トレードマークの“鼻毛”と“空いた前歯”が見当たらないんです。鼻毛は飛び出ていることをことあるごとにネタにされ、テレビの企画で抜かれたこともありました。前歯は入れると頭が鈍ると言い、『生涯このままです』と、むしろ誇りにしていた風でした」
表紙を含めて39枚の写真が掲載されているが、はっきり鼻毛が飛び出ているカットは1枚もない。