長寿番組にもかかわらず、全ドラマの中で視聴率の上位もキープし、衰えない人気ぶりを見せつけているドラマのひとつである『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系・毎週木曜夜9時~・12月まで放送予定)。同ドラマで3代目秘書・関ヶ原朋子役の内藤理沙と4代目秘書・白水里果役の田中道子が、『ドクターX』を語り合った。
内藤「出演が決まったときは、まずうれしい!っていう気持ちで、でも次第に不安になってきました。大丈夫かなって」
田中「私もです。プレッシャーで、2週間くらい胃を壊しちゃって(笑い)。ドラマの大ファンでずっと見ていたので、ドラマのイメージはあるんですが、秘書は毎回異なるキャラクターだから、これまでの世界観を壊さないようにしつつ、自分なりの秘書像を作らなきゃいけない。すごく難しかったです」
内藤「初めての大きな役どころだったので、小道具の使い方からなにからまったくわからなくて…。大御所のかたばかりの現場なので、アドリブもどんどん出てくるし、ついていくのに必死でした」
田中「西田(敏行)さんは本当にアドリブがすごい! あるシーンで、よろける西田さんを支えるというのがあったんですが、西田さんが『ネクタイ緩めて』とか『ベルトを外して』とか言い出して。もうどうすればいいの!?という感じでした」
内藤「その気持ちわかります(笑い)。でも、現場の皆さんはとてもやさしくて、役者さんだけではなく、メイクさんなどスタッフさん含めて長年続けてきているチームだったから、次第に楽しむことができるようになりました」
田中「5話目くらいかな、生瀬(勝久)さんに“アドリブは無言で返してもいいんだよ”とアドバイスしてもらってからすごくラクになった。本当に皆さん、緊張感はあるのに適度な遊び心があって素敵な現場でした」
内藤「米倉(涼子)さんにも“怒られてもそれは育ててもらってるってことだよ”とアドバイスしていただけてうれしかったです」
田中「うん。米倉さんは存在自体がアドバイスですね。この現場を経験できたことは、自分にとってすごくプラスだった。今ならもっとこうするのに、もっと体当たりで演技するのに、と思うことばかりで、もう一回出られるなら絶対に出たい!」
内藤「私もです。“帰ってきた関ヶ原朋子”やりたいですね。また盗聴します(笑い)」
※女性セブン2017年12月21日号