綾瀬はるか(32)のアクションで注目を集めるドラマ『精霊の守り人』(NHK)。実はこのドラマ、綾瀬の演技以外にも注目するポイントが多数ある。コラムニストのペリー荻野さんが解説する。
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NHKが3年にわたって放送する、大河ファンタジー『精霊の守り人』もいよいよ最終章。綾瀬はるか演じる主人公・女用心棒バルサは、第一章で助けた新ヨゴ国の皇太子チャグム(板垣瑞生)とともに苦難の旅を続けている。
それもこれも恐ろしい侵略国家との戦を回避するためなのだが、味方になってほしい隣国の王(中村獅童)は、自分の兄を殺して王位についたような悪いやつ。バルサの親の敵でもあるのだ。くーっ、どうするバルサ!?
物語は佳境入っているが、ここで気になっているのがふたりの男。ひとりはバルサからチャグムを連れて逃げてくれと頼まれた長老のラルーグ(武田鉄矢)だ。元武人のラルーグは、初対面のバルサを怪しい者かと思い、戦闘モードに。首にかけた半円状の曲がった武器をシュシュッと振り回して、バルサの槍に対抗しようとする。あれ? 武田鉄矢のこの動き、どっかで見たことが…と思ったら、そうです。30年前に主演した映画『刑事物語』で、武田演じる刑事の得意技、ハンガーアクションそっくり!! 映画では木製ハンガーをヌンチャクのごとく振り回し、悪人たちを何人も倒していた。まさか精霊の世界でこの動きに再会できるとは。