ホテルにも様々なカテゴリーがあるが、癒しのホテルといえばやはりラグジュアリーホテルだろう。質感の高い客室、高級レストランをはじめ極上のホスピタリティ溢れるホテルには癒しのスポットが多い。
中でも「ホテルスパ」は知る人ぞ知るサンクチュアリ。ホテルという“ひとつの街”にあるプライベート感の高いそのスペースは、精神的なリラクゼーション効果をもたらす。
そもそもスパにはいろいろな定義があり、英語では「療養を目的とする温泉」を意味する。日本でもスパといえば、温浴施設のイメージが馴染み深いだろう。健康ランド的な大浴場も、ホテルの温浴施設もスパと称される。
一方、エステ的なリラクゼーションを目的としたスパは「スパトリートメント」といわれる。スパトリートメントといえば女性のイメージだが、最近では男性にも密かなブームだという。
ホテルスパの提供、コンサルティングなどを行う株式会社クレドインターナショナル代表取締役の白井浩一氏によると、同社が手掛ける都心部のホテルスパは、男性の利用率が全体の3割超とのこと。最近特に増加が顕著で、ホテルも男性メニューを充実させているという。
利用している年代は40代と50代で全体の半数以上を占め、経営者、専門職をはじめスポーツ選手や芸能人顧客も多い。一方、管理職を中心としたサラリーマンの利用も増加傾向だという。
仕事でクタクタになった心身のメンテナンスに訪れるということだろうか。筆者も早速体験してみたが、アロマの香りに癒されリラックスしつつ、体のコリや疲れが取れるのは最高。ストレス発散の効果は相当高いといえる。
また、最近人気上昇のメニューが“フェイシャル”だという。顔が締まり実年齢より5歳若返るというが、すぐに効果が実感できるのが嬉しいところだ。また、女性に人気のネイルも最近では男性利用が増加傾向という。