2017年を振り返れば、多くの人が旅立った。彼らの活躍や生き様は、私たちの目に、心にしっかりと刻まれている。この1年で惜しくもこの世を去った女性芸能人たちを紹介する。
●月丘夢路さん(女優、享年95)
1937年宝塚音楽歌劇団に入団、娘役スターとして人気を博す。在団中に出演した映画『新雪』(1942年)が大ヒットし、退団後は映画女優として活躍。代表作は『ひろしま』(1953年)、『美徳のよろめき』(1957年)など。5月3日、肺炎のため没した。
●小林麻央さん(フリーアナウンサー、享年34)
上智大学在学中に『恋のから騒ぎ』(日本テレビ系)に出演し注目を集め、2006年『NEWS ZERO』(日本テレビ系)のサブキャスターに抜擢。2010年に歌舞伎役者の市川海老蔵と結婚した後、2016年5月、乳がんであることを公表。今年6月22日、「愛してる」の言葉を最後にこの世を去った。
●野際陽子さん(女優、享年81)
NHKアナウンサーを経て、ドラマ『キイハンター』(1968年)で人気女優の仲間入りを果たす。同作で共演した千葉真一(写真左)と1973年に結婚、1975年に一女(女優の真瀬樹里)をもうけるも、1994年に離婚。『ずっとあなたが好きだった』(1992年)で見せた、息子を溺愛する母親役の怪演が話題を呼んだ。ドラマ『やすらぎの郷』放映中の6月13日、肺腺がんのため死去。