NHK連続テレビ小説『わろてんか』のヒロインオーディションで、2378人の中から選ばれた葵わかな。大阪を笑いの都にすべく奮闘する藤岡てんを演じている。 だがその陰には、ヒロインを盛り立てる朝ドラ常連の名脇役がいる。いわば「隠れ朝ドラ女王」ともいえる彼女たち。その共通点や、存在感の大きさに迫った。
てんを日々支える女中・トキを演じているのは、徳永えり。『梅ちゃん先生』『あまちゃん』に続き、これで朝ドラ3作目だ。
落語家・月の井団真(北村有起哉)の妻・お夕を演じているのは、中村ゆり。『おひさま』を皮切りに、『梅ちゃん先生』では下村梅子(堀北真希)の担任・節子先生、『花子とアン』では、村岡英治(鈴木亮平)の妻・香澄を演じていた。
老舗米問屋「北村屋」の女中頭・スミを演じているのはベテラン女優・楠見薫(くすみ・かおる)。『ふたりっ子』『芋たこなんきん』『ウェルかめ』『ごちそうさん』『マッサン』『あさが来た』、そして今回の『わろてんかと』と、足かけ20年、なんと朝ドラに7作も出演している常連中の常連だ。
◆大阪を舞台にした物語には、関西出身者が有利?