放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、岡田准一と宮崎あおい結婚報道で改めて考える、ジャニーズの結婚の条件。
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V6の岡田准一と女優の宮崎あおいが「結婚へ」と23日付スポーツ紙各紙が報じた。
ジャニーズのアーティストの結婚発表というと、マスコミよりも先にファンクラブの会員に報告するのが常。TOKIOの国分太一に倣って、岡田もグリーティングカードというカタチをとり、クリスマスを模した赤を基調としたものが24日のイブに一斉にファンの元に届くハズだった。
が、年賀郵便でバタついていたのかもしれない。「手違いで」一部のファンに予定よりも早く届いてしまうハプニングが…。そのため、日頃ジャニーズとは蜜月関係のスポーツ紙だが、23日に報じることとなったようだ。
“ジャニーズ”“結婚”というと、「一グループ、一人の法則」というものが長年あった。もっとも事務所がそう決めているわけではなかったようで、TOKIOの国分太一がTBSの元局員との結婚を発表した際には、ジャニ—社長も国分本人も、「法則」を否定。スポーツ紙のみの囲みでは、社長から、ある程度の年齢に達したら…という結婚推奨ともとれるコメントもあったとされている。
とはいえ、その国分が結婚をしたら、メンバーの山口達也が離婚を発表。少年隊でも東山紀之の結婚と植草克秀の離婚というのが入れ違いに発表され、「一グループ、一人」は守られてきたのである。
が、岡田が所属するV6は、井ノ原快彦が瀬戸朝香と、長野博が白石美帆と結婚しているので6人グループの内、結果、3人が妻帯者になることになる。
今秋、V6のコンサートツアーの“マスコミお披露目日”に囲み取材がなかったことや、翌日、スポーツ紙が、やたらとメンバーの平均年齢やら「オジサンでも、こんなに踊れる」といったテイストの記事をあげてきたことに、“予感”はしていた。
実際のステージは、それは見事なもので、事務所関係者も「あそこまでダンスが揃うグループは他にない」と明言しているほどだ。が、岡田については、主演映画俳優として特に評価が高く、15年『第38回 日本アカデミー賞』において、『永遠の0』で最優秀主演男優賞、『蜩ノ記』で最優秀助演男優賞とW受賞したことが記憶に新しい。
映画俳優として岡田が切り拓いたレールには、嵐の二宮和也や、この2年ほど、立て続けに映画に主演しているHey!Say!JUMPの山田涼介ら後輩が続いて歩んでいるところ。
また、映画化もされたテレビドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』(フジテレビ系)出演の前後からアクションや格闘技に目覚めた岡田が、その後、カリとジークンドー、さらにはUSA修斗のインストラクター資格を習得したことはあまりにも有名だ。岡田を間近に見ると、その胸板の厚さや二の腕の筋肉に驚かされるものだ。