2017年は、まさに“ウッチャンイヤー”だった。MCを務める『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の8週連続視聴率20%超に始まり、声優としてハリウッド映画挑戦、「理想の上司」アンケート第1位。そして『 NHK紅白歌合戦』での総合司会大抜擢。
“時代の寵児”となった内村光良だが、「その魅力は?」と尋ねられて、即座に答えられる視聴者は少ないだろう。超大物芸人なのに、どこか親近感を覚えてしまうウッチャンの魅力とは?
今回、〈芸人・内村光良の魅力を語る〉というテーマで、各芸能事務所にオファーすると、「内村さんのことならスケジュールさえ合えば、ぜひお話ししたい」との声が多数上がった。これだけでも内村の信頼の厚さがうかがえる。
そんななか年末の超多忙なスケジュールを縫って集まってくれたのは、芸歴43年の大先輩・関根勤(64才)と、現在も『にちようチャップリン』(テレビ東京系)で共演する土田晃之(45才)だ。“ウッチャン愛”に溢れる対談は、目前に迫った紅白歌合戦の話題からスタートした。
関根:ウッチャン、ステージに立つかなぁ~?
土田:内村さん、欅坂46が好きらしくて。夏の舞台でも、彼女たちの『不協和音』という歌を踊ったって聞いたんで。この間、内村さんに会ったときに「紅白、欅坂と一緒に踊ってくださいよ」って言ったら、「いとうあさこも欅坂とやってたな(11月28日放送『ベストアーティスト2017』(日本テレビ系)で、いとうあさこは欅坂46とコラボして『風に吹かれても』を踊った)」って。やたらと詳しい。ぜひ見てみたいですね。
〈内村は「欅坂46に非常に感銘を受けました、会うのを楽しみにしています。『不協和音』が大好きです」とコメントしているだけに、期待は高まる。〉
関根:ぼくは『笑う犬』(フジテレビ系)でやっていた「ミル姉さん」をやってほしい。
土田:桃井かおりさんをモデルにした。
関根:あれを紅白でやるのは難しいかな。でも、美輪(明宏)さんみたいなキャラを紅白で演じてほしい。ウッチャンは女性キャラがうまいんだよ~。女性の柔らかさと優しさを兼ね備えている(笑い)。
〈『イッテQ』を筆頭に内村がMCを務める番組は軒並み高視聴率を叩き出し、“視聴率男”という呼び声も高い。なぜ内村のひとり勝ちが続いているのか。〉
土田:内村さんの番組って、内村さんの番組なんだけど、内村さんがすごく目立つのではなく、共演者が光っている印象が強い。黒子になれるMCっていそうで、実はいない。
関根:だからウッチャンを「嫌い」とか「苦手」という話は聞いたことがない!