芸能

K-POPアイドルを追う“チクドク”と過激な“サセン”の違い

K-POPアイドルを追う過激ファンとは?(SHINee公式HPより)

 韓国や日本だけでなく世界でも人気のK-POPグループ「SHINee」のジョンヒョンさん(27)が2017年12月18日に亡くなった。警察は、自殺と結論付けている。うつ病に苦しんでいたという報道もある中、友人のミュージシャンにより12月19日に公開されたジョンヒョンさんの遺書には「世の中とぶつかったり、世の中に知られて生きるのは辛かった」という趣旨が述べられていた。この内容から、世の中の注目を浴びるK-POPアイドルである自分と、本来の自分との間で苦しんでいたということは推測できる。

 この件は、韓国の芸能界には自殺者が多いことと併せて言及されることが多い。過去に自ら命を絶った韓国の芸能人にはキム・ジフン、チェ・ジンシル、パク・ヨンハなど、多数存在する。俳優や歌手、モデルにタレントなど様々だが、その中でもジョンヒョンさんの自殺については特に“K-POPアイドル”だからこその苦しみがあったのではないかと、K-POPに詳しい女性ライターは指摘する。

「K-POPのファン文化は独特です。日本人の感覚からするとやり過ぎではないかと思うほど、アイドルに踏み込んでいく傾向があります。例えば“チクドク”と呼ばれる、アイドルの追っかけをして一眼レフなどで本格的な写真を撮るファンがいますが、彼女たちはアイドルの芸能活動についてまわり、コンサートや公開収録時の写真だけでなく移動中の私服写真も撮影し、どんどんネット上にアップします。

 特に海外活動の多いアイドルは飛行機の搭乗前後も必ず彼女たちのカメラに捉えられ“空港写真“という名でリアルタイムにも近い速さで世界中に公開されるのです。その際の服装は“空港ファッション”と呼ばれ注目されるため、アイドルたちも特に空港での服装には気を使っているほどです」

関連キーワード

関連記事

トピックス

天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン