「結婚おめでとう!」。満員の客でひしめく店内に祝福の声が響く。嬉しそうに「ありがとう」と答える80代には見えないハツラツとしたママ。届けられた胡蝶蘭がところ狭しと並べられ、壁には浅野ゆう子(57才)の写真が何枚も飾られている。ただ、ママは時折寂しそうな表情を浮かべていた。
《相手は同世代の一般男性です。お互いにこの年齢で…とも思いましたが、この年齢だからこそ、互いの健康に気遣いつつ、寄り添いながら穏やかに、これからの人生を歩んでいこうと決めました》
1月11日、昨年末に結婚したことを発表した浅野。その数日後、兵庫県神戸市にある浅野の母親が経営するスナックは、祝福ムードに満ちあふれていた。
「お相手のAさんは会社を経営する実業家で、なかなかの男前と評判です。ふたりはすでに一緒に暮らしているそうですよ」(芸能関係者)
トレンディードラマでは数多の恋を演じてきた浅野だが、意外にも浮いた話は少なく、57才まで独身を貫いてきた。浅野が結婚を考えるとき、いつも頭によぎるのは母の存在だった。浅野家の知人が語る。
「ゆう子さんのお母さんはスナックを経営しながらシングルマザーとして女手ひとつで娘を育ててきました。父親はゆう子さんが生まれてすぐに家を出たそうです。だからこそ、母娘の心の結びつきはとっても強いんです。
お母さんはゆう子さんが芸能界に入るために地元から出るときも離れ離れになることが耐えられず反対。事務所の社長さんに説得されて折れた後も、ゆう子さんの世話をするため神戸から東京まで毎週通っていました。