2008年にテレビ東京系の深夜番組として産声を上げた『おねがい!マスカット』。番組最大の特徴は20人以上のメンバーからなる番組オリジナルアイドル「恵比寿マスカッツ」にある。同グループは「AV女優」と「グラビアアイドル」で構成された史上初のユニット。歌って踊れるだけでなく、際どい下ネタからお色気サービス、果ては芸人顔負けの芸までこなすとあって、アイドル戦国時代のなかで大きな注目を集めてきた。
チームは2008年の結成から番組名やメンバーを変えながら存続し、第2世代である現在の「恵比寿★マスカッツ1.5」は2015年から活動している。番組は今年からネットテレビのAbemaTVに活躍の場を移して放送中だ。ライターの大坪ケムタ氏が番組の魅力を語る。
「まず人気女優がアイドルとして加入しているところが凄い。彼女たちが『白い水着』という体ではありますが、超ミニスカでパンチラしているのが男心をくすぐるし、恥を捨てて芸をする姿には普段のセクシーさとは違った可愛さがあるんです。他に類を見ないバラエティ番組に成長しました。オヤジ世代にまで浸透してきた感がありますね」
なぜ笑いにこだわるのか。番組の総監督で『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の演出で知られるマッコイ斉藤氏に聞いた。