両親や長男がすぐに自宅に戻ったが、両親らは兄弟を入れる棺桶を買う金もなく、葬儀もできないため、政府が特別支援金として4万元を給付。村人らも寄付を募って、両親らを支援しているという。
中国では今回の4人兄弟のように、生活のため出稼ぎに行く両親と離れて、農村部の自宅に取り残されている児童はすくなくとも6000万人いるとみられている。
この事件を知った中国の企業間電子商取引トップのアリババグループの総帥、馬雲(ジャック・マー)会長は講演会で、「新たな悲劇を繰り返さないために、政府は全国的な調査を実施して、抜本的な解決策を講じるべきだ。学校や子供たちの回りにいる人々が彼らを気遣える社会をつくるべきだ」と強調。そのうえで、馬氏が運営している馬雲協会が今後、恵まれない児童救済のために支援金を提供する考えがあることを明らかにしている。