芸能

男性気象予報士 重要なのは女子受けするアイドル性

復帰が待たれる木原実氏(公式サイトより)

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、男性気象予報士に必要な素養を考察。

 * * *
 女優の杏とオードリーの若林正恭が夫婦役をつとめる三菱電機のCM。ユーザーに半世紀も親しまれているルームエアコン「霧ヶ峰」の「リビング予報」編に、この二人と共に出演しているのが気象予報士の木原実氏だ。

 同じリビングルーム内でも、若林がかけているアイロン付近と、杏が座るソファーの雪降る窓辺近くでは体感温度が大きく異なるが、人工知能でそれを予測する機能を搭載した「霧ヶ峰」を木原氏が解説する内容である。

 木原氏といえば、「木原さ〜ん、そらジロー」の呼びかけでおなじみの『news every.』(日本テレビ系)の天気コーナーを10月下旬から休んで既に3か月が経とうとしている。

 氏が自身のブログで「自分の不注意で」大けがを負い、「頸椎損傷」という診断が下されたことを明かしたのは翌月のこと。やっとパソコンのキーを叩けるようになった…とあったり、クリスマスには、リハビリ中の病院内でツリーと共にカメラに収まった笑顔の画像をアップしたりしていたので、勝手に「そろそろか」と思っていたのだが、1月も番組で氏の姿を見られないまま終わりを迎えようとしている。

 そんな中、オレンジ系のストライプという派手なジャケットに身を包み、丸メガネをかけ、差し棒を片手に「リビング予報」を繰り広げる木原氏出演のCMがオンエアされているということは、いよいよ復帰が近いのではないか。

 ちなみに木原氏の代打には、同局の『ズームイン!!サタデー』の気象予報士、杉江勇次氏が平日の『〜every.』も出ているので大忙し。ドラム演奏が得意で、『ズームイン〜』では土曜の早朝にも関わらず、ドラムを叩きながらの天気予報をしていた、ある意味、変わり種ではある。

 だが、やはり、人気の高さと、日芸の演劇学科を卒業後、カリスマ声優・神谷明の事務所に所属し、声優やリポーター、役者として活動していた木原氏のタレント性には敵わない。

 日本テレビの大屋根広場で行われる「木原さ〜ん、そらジロー」の天気コーナーには、そらジローを模した手作りのお面や帽子などをかぶった子供たちとママたちが平日の夕方に大集合。オンエア前、集まった母子たちを気遣い、全員がカメラに映るように整列するのを手伝い、優しく声をかける木原氏は、そらジロー以上に人気と言っても過言ではなく、どんなに悪天候でも会いに来る人たちが居るのには本当に驚かされる。

 また、スタジオに居るNEWSの小山慶一郎や陣内貴美子からの“呼びかけ”は、お笑い芸人たちがモノマネのネタにするほど。

関連記事

トピックス

女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された(左/時事通信フォト)
広末涼子の父親「話すことはありません…」 ふるさと・高知の地元住民からも落胆の声「朝ドラ『あんぱん』に水を差された」
NEWSポストセブン
筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、入学式で隣にいた新入生は筑附の同級生 少なくとも2人のクラスメートが筑波大学に進学、信頼できるご学友とともに充実した大学生活へ
女性セブン
漫画家・柳井嵩の母親・登美子役を演じる松嶋菜々子/(C)NHK 連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合) 毎週月~土曜 午前8時~8時15分ほかにて放送中
松嶋菜々子、朝ドラ『あんぱん』の母親役に高いモチベーション 脚本は出世作『やまとなでしこ』の中園ミホ氏“闇を感じさせる役”は真骨頂
週刊ポスト
都内にある広末涼子容疑者の自宅に、静岡県警の家宅捜査が入った
《ガサ入れでミカン箱大の押収品》広末涼子の同乗マネが重傷で捜索令状は「危険運転致傷」容疑…「懲役12年以下」の重い罰則も 広末は事故前に“多くの処方薬を服用”と発信
NEWSポストセブン
『Mr.サンデー』(フジテレビ系)で発言した内容が炎上している元フジテレビアナウンサーでジャーナリストの長野智子氏(事務所HPより)
《「嫌だったら行かない」で炎上》元フジテレビ長野智子氏、一部からは擁護の声も バラエティアナとして活躍後は報道キャスターに転身「女・久米宏」「現場主義で熱心な取材ぶり」との評価
NEWSポストセブン
人気のお花見スポット・代々木公園で花見客を困らせる出来事が…(左/時事通信フォト)
《代々木公園花見“トイレ男女比問題”》「男性だけずるい」「40分近くも待たされました…」と女性客から怒りの声 運営事務所は「男性は立小便をされてしまう等の課題」
NEWSポストセブン
元SMAPの中居正広氏(52)に続いて、「とんねるず」石橋貴明(63)もテレビから消えてしまうのか──
《石橋貴明に“下半身露出”報道》中居正広トラブルに顔を隠して「いやあ…ダメダメ…」フジ第三者委が「重大な類似事案」と位置付けた理由
NEWSポストセブン
小笠原諸島の硫黄島をご訪問された天皇皇后両陛下(2025年4月。写真/JMPA)
《31年前との“リンク”》皇后雅子さまが硫黄島をご訪問 お召しの「ネイビー×白」のバイカラーセットアップは美智子さまとよく似た装い 
NEWSポストセブン
異例のツーショット写真が話題の大谷翔平(写真/Getty Images)
大谷翔平、“異例のツーショット写真”が話題 投稿したのは山火事で自宅が全焼したサッカー界注目の14才少女、女性アスリートとして真美子夫人と重なる姿
女性セブン
フジテレビの第三者委員会からヒアリングの打診があった石橋貴明
《中居氏とも密接関係》「“下半身露出”は石橋貴明」報道でフジ以外にも広がる波紋 正月のテレ朝『スポーツ王』放送は早くもピンチか
NEWSポストセブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
〈不倫騒動後の復帰主演映画の撮影中だった〉広末涼子が事故直前に撮影現場で浴びせていた「罵声」 関係者が証言
NEWSポストセブン
現役時代とは大違いの状況に(左から元鶴竜、元白鵬/時事通信フォト)
元鶴竜、“先達の親方衆の扱いが丁寧”と協会内の評価が急上昇、一方の元白鵬は部屋閉鎖…モンゴル出身横綱、引退後の逆転劇
週刊ポスト