その日の夜、2人はこんなやり取りをかわしていた。
A〈気持ちよかった?〉
陽子〈あんなところでするなんて 気持ち良かったよ〉
A〈おやすみなさい〉
◆「誰だかわかりません」
その後の逢瀬も「忙しい彼に合わせるため」(陽子さん)、議員会館が中心だった。
「昨年の夏頃には、国会の食堂でランチを食べている時に人目をはばからず腰に手を回してきたりするようになりました。行為が終わったらすぐに帰されるようにもなって……今思えば会館デートは常に1時間未満。ただのセフレは嫌だと思い、彼を食事に誘ったけど拒否され続け、そして毎日のように彼から来ていた〈おはよう〉のLINEも来なくなったのが10月。私から関係の解消を告げました。
約半年間の“交際”でしたが、彼は私のLINEのIDしか知らず、名字すら聞かなかった。私の体にしか興味がなかったんでしょうね……」
男女関係は私的な話とはいえ、その交際で議員会館を“ホテル代わり”に使っていたことは看過できない問題だ。
さらに、陽子さんが使った通行証は「特別通行記章」という各議員に1つ支給されているバッジで、議員会館だけでなく国会内を自由に行き来できるものだ。政治評論家の屋山太郎氏はこう言う。