実業家や外資系金融勤務、医者や弁護士といった“ハイスペック男性”をつかまえるべく、港区の高級レストランや会員制バーでキラキラした飲み会を開く「港区女子」。現役港区女子でコラムニストの吉川リサコ氏は、そこに「既婚女性」が数多くいると指摘する。しかも、既婚女性はハイスペ男性からモテるらしい。
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ハイスペ男たちとの飲み会をしていると、たまに垢抜けた綺麗な、若くはないのだろうが若く見えるお姉さんが混じっている。若い子には出せない色気や落ち着きがあって、無理にはしゃぐこともなければ、場を白けさせることもなく、馴染んでいる。
だいたい幹事の昔馴染みの友人だったり、参加している男性の1人と「最近知り合ったんです」なんて言ったりしているが、よくよく聞くと既婚者であるケースが多い。
港区女子は、美しければ既婚女子でも迎えてもらえるのである。特に港区女子を相手にするハイスペ男たちの中には既婚者が紛れ込んでいて、彼らにとっては美人の既婚者など好都合で大好物。お互いに後腐れなく、winwinなのだ。「それで子持ちなの? キレイだね~! 興奮しちゃう」なんてヘロヘロになるハイスペを何人も見てきた。
そしてそこに、女の嫉妬が絡む。28、29歳あたりの、結婚を意識しつつも既婚男の浮気相手にしかなれない独身港区女子である。
彼女たちはこだわる。既婚港区女子にあからさまに言うのだ。
「えっ、30過ぎてるんですか? 私の何個上ですか?」