9日に開幕する平昌五輪。ソチ五輪のリベンジを誓うのはスキージャンプ女子の高梨沙羅(21才)だ。金メダル最有力候補として挑んだソチではメダル逸。前回の雪辱を果たせるか。スポーツジャーナリストの折山淑美さんが解説する。
「上位の外国人選手はもともともパワーがありましたが、今シーズンは技術の精度も上げてきた。正直、金メダルは厳しいかもしれませんが、ぜひメダルは獲ってほしい」
スキージャンプのレジェンド・葛西紀明(45才)も厳しい状況に置かれている。
「本人は金メダルを狙うと意気込んでいますが、調子も上がっていないためメダル自体、難しい。ただベテランですので本番に合わせてくる能力はありますから期待しましょう」(折山さん)
折山さんが金メダルの太鼓判を押すのがノルディックスキー複合の渡部暁斗(29才)。
「今シーズン、W杯では4連勝を含む自己最多の5勝と個人総合で首位に立っている。最高のコンディションで五輪に挑みます。金メダルの可能性は高い」(折山さん)
スノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢(19才)の滑りは必見とスポーツジャーナリストの矢内由美子さんは力説する。
「金メダルの期待はもちろんですが、超難技の2連続でのダブルコーク1440(4回転)は見逃せません」
イケメン評論家の沖直実さんも“平野推し”だ。
「今女子一番人気の耽美的な塩顔男子で、点数を確認するためにゴーグルを上げ下げする、ささいな仕草がすごくセクシー。“19才でこれだけ色気があるなら4年後はどうなっちゃうの”と競技外での伸びしろにも期待しています!」
雪上から氷上へ話を戻すと、今回の五輪で最もメダル獲得が確実視されている競技が女子スピードスケートだ。
「近年、目覚ましい活躍を見せているのが女子短距離の小平奈緒(31才)です。W杯では500mで15連勝中。1000mでも昨年、世界新記録を樹立しており、二冠も夢ではない。1500mの高木美帆(23才)や、団体種目の女子チームパシュートも金メダルは射程内で、今までのような“金1個に他のメダル”というのではなく複数の金メダルが穫れるかもしれません」(矢内さん)
※女性セブン2018年2月22日号