実業家や外資系金融勤務、医者や弁護士といった“ハイスペック男性”をつかまえるべく、港区の高級レストランや会員制バーでキラキラした飲み会を開く「港区女子」。現役港区女子でコラムニストの吉川リサコ氏が、一流の港区女子が持つ「技術」を伝える。
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港区女子になりたくて、でもなりきれない女性たちが、ハイスペック彼氏がいる港区女子に口を揃えていうセリフがある。
「ハイスペを彼氏にしてて浮気とか心配にならないの?」
「お金持ってたら絶対浮気するよね。若いうちに遊んでた人が落ち着くならわかるけど。彼氏いくつよ?」
愚問だと思う。ハイスペ男をつかまえるのに「浮気」やら「遊ぶ」やら、そんなちっぽけな懸念など持ち合わせていたら、いつまで経っても甲斐性なしの男としか付き合えないまま、寿命は尽きてしまう。それよりも「選ばれる」ためのたゆまぬ努力と向上心が必要なのだ。
ハイスペとの結婚ゴールを勝ち取った友人はかなりの達人であった。彼女は決まって彼らに同じ質問をした。
「嫌いなタイプの女を教えて」
港区女子には読者モデルやタレントの卵といった美貌とスタイルを持ち合わせた人は多い。その上でハイスペック男性に好かれるための経験値や身なり、トーク術などを磨いた一流港区女子にとって、さらなる高みに立って「選ばれる」ための最大のポイントは“嫌われないこと”である。例えばこんなハイスペがいる。