「第2のイエローキャブ」と呼ばれ、グラビア界でいま最も勢いのある芸能事務所「R・I・P」。同社の近江社長に、人気グラドルを見出す審美眼や戦略について聞いた。
「1990年代以降、1人の女性タレントがモデルや女優など様々な世界で活躍する時代になりました。その中で、我々は1998年の事務所設立から一貫してずっと、“グラビアアイドル専門”の事務所としてやってきました。
ですからボディに自信がある女性や、『グラビアの仕事をやりたい』と思っている人が集まりやすい土壌があります。随時面接していますし、弊社主催のオーディションも開催しています」(以下、「」の発言は近江社長)
実際に面接に来た女性たちに対しては、どのような採用基準を設けているのか。
「もちろんバストやルックスの良さも大事ですが、最も大事なのは“グラビアへの本気度”です。勉強熱心さや自分なりの負けず嫌いさ、何よりグラビアという仕事に対する理解が必要です。私は嫌々ポーズを取っている人は必ず写真にその気持ちが写り込んでしまうと思うんです」
そのため、各自の性格に合わせた売り出し方を意識している。
「単に“巨乳グラドル”というだけでは認知されません。たとえば犬童美乃梨は『美ボディ』で売り出し中ですが、もともと彼女はチアリーディングで全国大会の出場経験があるため、体作りにストイックなんです。強制的にやらせているわけではなく、自発的だからこそ魅力として活きてくる」