芸能

ナウシカ声優・島本須美 出産後、声が低くなったと実感

『ルパン三世 カリオストロの城』のクラリスの声優・島本須美さん

 1979年、20代半ばで演じた、宮崎駿監督の劇場版アニメ『ルパン三世 カリオストロの城』のヒロイン・クラリスの透き通るような声は、当時の地声だったという声優・ナレーターの島本須美さん(63才)。ところが、30代半ばで出産した後、声が低くなったと実感。さらに更年期を経て、意識しないと、クラリス時代の高い声は出にくくなったと語る。声のプロでも、声の老化には逆らえないようだ。

 それでも、現在放映中のテレビアニメ『ちょびっとづかん』(関西テレビ放送ほか)で演じるカクレモモジリ役では、若い声優に交じって高い声を出し続けている。

「この役は声が高いうえにテンポがすごく速い。収録の2時間弱、ほぼ休憩なしでしゃべり続けるので、とてもパワーがいるんです」(島本さん、以下「」内同)

 声を出すにはパワーがいる。そのため、体力作りを欠かさないという。腹筋と背筋を毎日100回ずつ、歯磨きの最中もアキレス腱・ひざ裏・ももの付け根を伸ばすストレッチを続けている。さらに最も力を入れているのは、風邪対策。

「風邪をひくとすぐに声帯をやられてしまうんです。しかも、一度風邪をひいたら1か月は元の調子に戻りません。ですから、体調管理には気を使っていますね」

 食事は野菜中心で、この時期は鍋で野菜をたっぷり摂っているという。睡眠不足は免疫力を低下させるので、しっかり寝る。さらに、人の多い電車内ではマスクをつけて予防に励んでいる。

「ほかには、はちみつのどあめを常備したり、こまめに水を飲んでいます。年を取ると、たんも絡みやすくなりますし、口やのどが乾燥すると雑菌が入りやすくなりますから。とにかく、元気なら声は出る! 単純なようですが、元気でいることが高音を力強く出す秘訣ですね」

 現在は声優とナレーター業に加えて、声優養成所で後進の育成にも力を入れている島本さん。生徒には、「高音でかわいいヒロイン声より、自分に合う声を見つけてほしい」と伝えていると言う。

関連記事

トピックス

男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”の女子プロ2人が並んで映ったポスターで関係者ザワザワ…「気が気じゃない」事態に
NEWSポストセブン
堀田陸容疑者(写真提供/うさぎ写真家uta)
《ウサギの島・虐殺公判》口に約7cmのハサミを挿入、「ポキ」と骨が折れる音も…25歳・虐待男のスマホに残っていた「残忍すぎる動画の中身」
NEWSポストセブン
船体の色と合わせて、ブルーのスーツで進水式に臨まれた(2025年3月、神奈川県横浜市 写真/JMPA)
愛子さま 海外のプリンセスたちからオファー殺到のなか、日本赤十字社で「渾身の初仕事」が完了 担当する情報誌が発行される
女性セブン
MajiでFukkiする5秒前(時事通信フォト)
2年ぶり地上波登場の広末涼子、女優復帰は「過激ドラマ」か 制作サイドも“いまの彼女ならなら受けるのでは”と期待、“演じることにかつてなく貪欲になっている”の声も
週刊ポスト
昨年不倫問題が報じられた柏原明日架(時事通信フォト)
【トリプルボギー不倫だけじゃない】不倫騒動相次ぐ女子ゴルフ 接点は「プロアマ」、ランキング下位選手にとってはスポンサーに自分を売り込む貴重な機会の側面も
週刊ポスト
YouTubeでも人気を集めるトレバー・バウアー
【インタビュー】横浜DeNAベイスターズ、トレバー・バウアー「100マイルを投げて沢村賞を獲る」「YouTubeは第2の人生に向けての土台作り」
週刊ポスト
ドバイの路上で重傷を負った状態で発見されたウクライナ国籍のインフルエンサーであるマリア・コバルチュク(20)さん
《ドバイの路上で脊椎が折れて血まみれで…》行方不明のウクライナ美女インフルエンサー(20)が発見、“危なすぎる人身売買パーティー”に参加か
NEWSポストセブン
公開された中国「無印良品」の広告では金城武の近影が(Weiboより)
《金城武が4年ぶりに近影公開》白Tに青シャツ姿の佇まいに「まったく老けていない…」と中華圏のメディアで反響
NEWSポストセブン
女子ゴルフ界をざわつかせる不倫問題(写真:イメージマート)
“トリプルボギー不倫”で揺れる女子ゴルフ界で新たな不倫騒動 若手女子プロがプロアマで知り合った男性と不倫、損害賠償を支払わずトラブルに 「主催者推薦」でのツアー出場を問題視する声も
週刊ポスト
すき家の「クチコミ」が騒動に(時事通信、提供元はゼンショーホールディングス)
【“ネズミ味噌汁”問題】すき家が「2か月間公表しなかった理由」を正式回答 クルーは「“混入”ニュースで初めて知った」
NEWSポストセブン
本格的な活動再開の動きをみせる後藤久美子
後藤久美子、本格的な活動再開の動き プロボクサーを目指す次男とともに“日本を拠点”のプラン浮上 「国民的美少女コンテスト」復活で審査員を務める可能性も 
女性セブン
スシローから広告がされていた鶴瓶
《笑福亭鶴瓶の収まらぬ静かな怒り》スシローからCM契約の延長打診も“更新拒否” 中居正広氏のBBQパーティー余波で広告削除の経緯
NEWSポストセブン