40年以上の歴史を持つ特撮番組のスーパー戦隊シリーズには、必ずヒロインが登場する。今なお続くヒロインの系譜を振り返ってみよう。
●小牧リサ/『秘密戦隊ゴレンジャー』(1975~1977年、テレビ朝日系)
ペギー松山/モモレンジャー役
今なお続くスーパー戦隊シリーズの第1作で、ヒロイン=桃(ピンク)のイメージカラーを決定づけた。モモレンジャー役の小牧リサは、オーディションで「太腿が太い」とプロデューサーに言われたそうだが、クラシックバレエ仕込みのY字バランスを見事に決め、一発合格となった。連日のハードな撮影で一時は体重が8キロも落ちたが、それでも、負けず嫌いな性格も手伝って全84話を完走。決めゼリフの「いいわね? いくわよ!」は子供たちの流行語になった。
●大川めぐみ/『大戦隊ゴーグルファイブ』(1982~1983年、テレビ朝日系)
桃園ミキ/ゴーグルピンク役
モデルを経て、本作の桃園ミキ(ゴーグルピンク)役で女優デビューし、人気が爆発。新体操選手から隊員に選ばれたという設定で武器はリボンやバトンなど。シリーズ中4話で、芸者やメキシコ娘、フランス人形などの変装を披露した。
●千葉麗子/『恐竜戦隊ジュウレンジャー』(1992~1993年、テレビ朝日系)
メイ/プテラレンジャー役
17歳で本作に登場すると、その透明感と愛らしいルックスから「チバレイ」の愛称で人気を集めた。劇中ではたびたび髪型を変えたり、途中からキュロットスカートをホットパンツにチェンジしたりするなど、常に「見せる」ことを意識していた。