ライフ

凄腕ハイスペック男は「俺、ブス嫌い」と言って女性を口説く

吉川リサコ氏が知るハイスペ男のテクニックとは

「港区」では夜な夜な、実業家や外資系金融勤務、医者や弁護士といった“ハイスペック男性”と、それをつかまえようとする「港区女子」たちがキラキラした飲み会を繰り広げている。だが、そこはお金を持つ百戦錬磨の男たちと美貌を売りにする女たち、様々な駆け引きが起きる。現役港区女子でコラムニストの吉川リサコ氏が、“凄腕の2人”についてリポートする。

 * * *
 某保険会社のトップセールスマンのケンタは、日替わりの彼女がいる。そんな彼は、飲み会で必ず出だしにこのセリフを言う。

「俺、ブスほんと嫌い。ブス苦手なの。けど今日は、めーちゃ可愛いじゃん! はい、カンパーイ!!」

 そのセリフは「相手が人間でもゴリラでも同じ」だと、酷い言い方をしていた。ケンタの日替わり彼女5人を私は全員知っているが、皆ケンタの好みである「キツイ顔で胸が大きい」という共通する特徴はあれど、特に目を引くほど可愛い子はいない。

「ブス」という言葉は、間違いなく中傷だ。もちろん反感を買うこともあるし、不愉快になる女子もいるが、それはこのセリフを吐かれた上で、相手にされなかった場合のこと。このセリフのあとに「君は可愛い」と言われたら、悪い気はしない。

「あ、この人わかってる」
「口説かれたってことは私は可愛いってことね」

 最初構えた女たちも納得するのである。この心理を利用して、ケンタは毎日のように新しい彼女候補を獲得する。ハイスペック男はたいてい女好きだが、特にケンタのような男性にとって、彼女を作るという概念は一般人とはまったく違う。飲み会は自分の力量を試す場なのだ。完全ゲーム感覚である。

 港区女子のユリエもまた、そんな女であった。北川景子みたいな美貌とスタイルは、飲み会の場でもパッと華が咲く。でも、こんな言葉を繰り出すのだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバム、
「『犯罪に関わっているかもしれない』と警察から電話が…」谷内寛幸容疑者(24)が起こしていた過去の“警察沙汰トラブル”【さいたま市・15歳女子高校生刺殺事件】
NEWSポストセブン
NHKの牛田茉友アナウンサー(HPより)
千葉選挙区に続き…NHKから女性記者・アナ流出で上層部困惑 『日曜討論』牛田茉友アナが国民民主から参院選出馬の情報、“首都決戦”の隠し玉に
NEWSポストセブン
豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
フジテレビの取締役候補となった元フジ女性アナの坂野尚子(坂野尚子のXより)
《フジテレビ大株主の米ファンドが指名》取締役候補となった元フジ女性アナの“華麗なる経歴” 退社後MBA取得、国内外でネイルサロンを手がけるヤリ手経営者に
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
2024年末、福岡県北九州市のファストフード店で中学生2人を殺傷したとして平原政徳容疑者が逮捕された(時事通信フォト)
《「心神喪失」の可能性》ファストフード中学生2人殺傷 容疑者は“野に放たれる”のか もし不起訴でも「医療観察精度の対象、入院したら18か月が標準」 弁護士が解説する“その後”
NEWSポストセブン
被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバムと住所・職業不詳の谷内寛幸容疑(右・時事通信フォト)
〈15歳・女子高生刺殺〉24歳容疑者の生い立ち「実家で大きめのボヤ騒ぎが起きて…」「亡くなった母親を見舞う姿も見ていない」一家バラバラで「孤独な少年時代」 
NEWSポストセブン
6月にブラジルを訪問する予定の佳子さま(2025年3月、東京・千代田区。撮影/JMPA) 
佳子さま、6月のブラジル訪問で異例の「メイド募集」 現地領事館が短期採用の臨時職員を募集、“佳子さまのための増員”か 
女性セブン
〈トイレがわかりにくい〉という不満が噴出されていることがわかった(読者提供)
《大阪・関西万博》「おせーよ、誰もいねーのかよ!」「『ピーピー』音が鳴っていて…」“トイレわかりにくいトラブル”を実体験した来場者が告白【トラブル写真】
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者
《広末涼子が釈放》「グシャグシャジープの持ち主」だった“自称マネージャー”の意向は? 「処罰は望んでいなんじゃないか」との指摘も 「骨折して重傷」の現在
NEWSポストセブン
大阪・関西万博が開幕し、来場者でにぎわう会場
《大阪・関西万博“炎上スポット”のリアル》大屋根リング、大行列、未完成パビリオン…来場者が明かした賛&否 3850円えきそばには「写真と違う」と不満も
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン