水煮缶が「健康によい」と大ブームになっている。しかも、名医が監修したお手軽レシピで、旨さと栄養を兼ね備えた「最高の長寿食」に生まれ変わるという。
名医とは、白澤抗加齢医学研究所所長の白澤卓二医師。長寿遺伝子研究の第一人者として知られ、水煮缶の健康や若返り効果に注目している。1月末には『超健康! 若返る! ラクうま「水煮缶」ダイエット』(宝島社)を上梓した。
水煮缶は塩で薄く味付けされているだけ。オイル漬けや味噌煮などに比べると「味気ない」と思われがちだが、ほんの一手間加えるだけで劇的に旨くなるうえに、元のシンプルさゆえにアレンジしやすい。そこで料理は苦手という人でも簡単にできる、水煮缶を使った料理を紹介する。
【炊飯器のスイッチを押すだけ──サバ炊き込みごはん】
米(1合)を炊飯器に入れ、サバの水煮缶を入れる。最後にめんつゆを加えて炊飯器のスイッチを押す。炊きあがったら、ひと混ぜすれば出来上がりだ。
「サバのEPAによって“やせホルモン”と呼ばれるGLP-1の分泌が促されるので、最適なダイエットメニューです。食物繊維が豊富なしめじを入れればさらにGLP-1の効果は高まります」(白澤医師)
もっと簡単なサバ缶レシピは、汁ごと全部容器に移し、2分ほどレンジで加熱。市販のカレールーを1かけ入れて溶けるまで混ぜれば、サバのうまみが凝縮された一人分のサバカレーになる。ごはんにかけるだけでなく、酒のツマミにもぴったりだ。