名鑑の表紙には、各球団から一人ずつ、「チームの顔」となる選手が選ばれて掲載される。その“選出基準”も名鑑ごとに少しずつ異なるようだ。
各社の名鑑の表紙を見ると、昨季リーグMVPの広島・丸佳浩(28)、最多勝の巨人・菅野智之(28)、西武・菊池雄星(26)、昨年WBCで4番を打ったDeNA・筒香嘉智(26)らは共通して採用されている。特筆すべきは、日本ハムの新人・清宮幸太郎(18)。
「基本的に表紙の選手は前年のタイトルや成績などで決めるので、新人が起用された例は記憶にない。一方で、名鑑によって表紙の顔が異なるのは、ソフトバンクのように柳田悠岐(29)、千賀滉大(25)、サファテ(36)などスターの多い球団か、逆にチーム事情が苦しい球団。今年は、ロッテで井口資仁監督、中日で松坂大輔(37)を“大抜擢”した名鑑もありました(笑い)」(同前)
※週刊ポスト2018年3月9日号